整体とは?
整体をとても簡単な言い方をすると、
「指圧・マッサージなどで背骨の矯正や筋肉疲労の回復をはかること。」
となります。
ただし、整体という言葉が明確に定義されているわけではなく、身体へのケアを行う施設は整体と自由に名乗る事ができます。
セラピストの手による施術と考える事もできますが、電気や、マッサージ器具を用いる施設もあるので、必ずしもセラピストが行う矯正や指圧・マッサージとも限りません。
整骨院・接骨院とは?
ほねつぎと呼ばれる事もあります。
整骨院・接骨院(せっこついん)とは、柔道整復師が日本の伝統医学の1つである柔道整復術を行う施術所のことを言い、整体とは違い明確に定義されています。
骨折・脱臼に対する柔道整復師の施術は、柔道整復等営業法第一条の規定によって定められ、理論上医師法第十七条に所謂「医業」の一部とみなされています。
整体と整骨院はどう違うの?
骨折や捻挫に対する施術を行うのが整骨院・接骨院で、体のトータルケア、メンテナンスなどを行うのが整体となります。
整骨院では、保険が適応されますが、これはあくまでも骨折や捻挫などの一部の怪我に対する施術に限定されており、マッサージや指圧刺激、その他の体へのケアなどに対する施術は、整体でも整骨院でも同じという事になります。
もちろん、整骨院で、整体と同じような施術を行っても保険は適応されません。
しかし、一部の整骨院では、骨折や捻挫があるとして、保険を適応し格安でマッサージなどを行っている場合がありますが、これは違法行為にあたりますので注意が必要です。
整体と整骨院はどちらが良いの?
どちらも、セラピストの腕によるところが大きいので、「整体が良い」「接骨院が良い」というような言い方はできません。
資格の違いで考えると、以下のように分けて考える事ができます。
整体院:資格は問わない
整骨院:柔道整復師
整体院は、専門資格は問わないため、無資格者でも開院できます。
整骨院は、柔道整復師の資格を所有していなければ、開院する事ができません。
ですので、整骨院であれば、必ず有資格者である事が担保されているので、その点では一定程度の安心感はあるかもしれません。
整体を選ぶ場合のポイントは?
整体は、無資格者でも開院できるので、整体よりも整骨院の方が良いのか?と考えてしまいそうですが、前述したように、どちらが良いとも、言い切る事はできません。
その理由としては、整体は、無資格者でもOKというだけであって、柔道整復師以外の専門資格を有している人が開業する場合に選ぶ開院手段の一つだからです。
例えば、
- 理学療法士(PT)
- 作業療法士(OT)
- 言語聴覚士(ST)
- 機能訓練士
- アロマセラピスト
などいった、有資格者が開院する場合も「整体」という形での営業になるからです。
特に、理学療法士の場合は、優秀なセラピストが独立(病院勤務から離れる事)したがる傾向にありますが、理学療法士、他、リハビリセラピストには開業権がないため、無資格者でも開院できる「整体」を選択する傾向にあります。
つまり、整体の中には、無資格者が運営する整体院もあれば、リハビリの国家資格を有している理学療法士や作業療法士などの医療従事者が運営する整体院もあるのです。
これが、整体院と整骨院のどちらが良いのかを単純に判断できない理由の一つです。
整体院を選ぶ場合は、有資格者が運営している整体院を選ぶ事をおすすめします。
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